ロータリーエンジンっぽいキーホルダーのもと
はじめに
もし有り余るお金があるのなら7に乗りたい.
ロータリーエンジンに興味があるなら誰もが一度は見たことがある(かもしれない)この動画.
すばらしい.
3Dプリンタで2節エピトロコイドなキーホルダーを作ることにした.
環境
- PC: CentOS7
- CAD: FreeCad
- Sliser: Cura
- 3DPrinter: ANYCUBIC I3 MEGA
ANYCUBIC I3 MEGA を使っている. 入門としてはいいかもしれないけれど,もし今買うとしたらこれは選ばない. 卓上光造形のものを買う.
エピトロコイド曲線について理解する
最初に読むべきはこのサイト.
二節エピトロコイドの成り立ちを非常にわかりやすく解説している.概念的な部分を知るには十分. 一字一句読み込んで,二節エピトロコイドの本質を理解できれば,このページの説明だけで数式も導出できる.
もう一歩踏み込む.
これを読めばロータリーエンジンの仕組みは掌握したも同然. 実際のエンジンを作るわけではないのでこれで十分.
あとは作図するのみ.
モデル作成
こんな感じ.これは試作4号.
3Dプリンタで出力する
これは試作1号と2号.
裏側のハンドルやつまみでおにぎりを回転できる.
これが上のモデル画像の4号.白いのはDMM.makeで出力してもらったもの. DMMの方はナイロン磨きで注文したもので,もっとツルツルテカテカした表面を想像していたけれど,思ってたよりツルテカではなかった. イメージとしてはちょっと粗めの紙. 結構タイトな寸法なので適当なヤスリなどで調整が必要.
組むとこんな感じ.
適当に金具をつければキーホルダーになる.
ロータリーなキーホルダーを作ったときにグルグルした動画の供養 pic.twitter.com/4YeRKshYWn
— HeavyMoon (@HeavyMoon9) July 3, 2020
おわりに
試作品を作り過ぎた. 2号と欠番3号は人に譲ってしまったので既に手元にない. なんだかんだ2号が一番精度がよくできた.
一応4号はDMMで注文出来るよう申請しておいた. ナイロン,ナイロン磨きで注文できるようにしてあるけれど,ナイロン磨きの方がおすすめ. どっちを選んでも,回転軸の寸法調整や金具をつける穴の調整は必要. 興味があればどうぞ.
需要があれば寸法の改良は検討する(かもしれない).